診療の対象疾患
統合失調症、気分障害(うつ病、躁うつ病)、神経症、全般性不安障害、パニック障害、認知症、不眠症など精神科領域での全般的な疾患に対応しております。治療については、お薬による治療が中心となりますが、必要な方には時間をかけお話しをお聴きすることもありますので、診察時間が長くなることもあります。受診の際は、時間にゆとりをもってお越しください。
尚、未成年の方は児童精神科医による児童思春期外来を設けております。詳細は当院の取り組みをご覧ください。
外来診療は平日(月~金)の9:00~11:30となっておりますが、詳しくは、
外来案内をご覧ください。外来のご案内
入院案内は右記をご覧ください。入院のご案内
当院で診療を行う疾患(主なもの)について簡単に説明をします。
- 【統合失調症】
- 統合失調症は、おおよそ、100人に1人がかかる病気と言われます。症状は、幻覚(聴こえるはずのない声や音が聴こえるなど)や妄想(明らかに誤ったことを本当だと信じ込んでしまう)が主となって現れる病気です。幻覚や妄想の主は他人であることが多く、本人にとって悪影響を及ぼす内容がほとんどです。これらのことによって徐々に不安感や恐怖感が強くなり、さらに症状が悪化するということも現れてきます。また、症状があっても本人自身が症状を自覚することが難しく、治療を困難にする要因ともなっています。
- 【気分障害】
- 「気分が落ち込む」、「憂うつで仕方がない」などうつ状態(抑うつ状態)やうつ病のみが現れる場合があります。ただ、様々な原因で抑うつ状態やうつ病の現れ方が違う場合も多いので専門家による治療が必要となります。一方、うつ病の症状に加えて「過大な爽快感」や「誇大感」を伴う躁状態をあわせもち、その状態を繰り返してしまう双極性障害という気分障害の病気もあります。
いずれにしても、この様な精神科領域の病気は、自然に軽快するということはほとんどなく、精神科医の専門的な治療が必要となってきます。「夜、眠れなくなった」「普段とは違う奇異な言動が出てきた」「死にたくなる」などリスクを伴うサインが出てきた場合、早急の治療が求められます。以前からも、早期の治療の重要性がいわれ続けています。当院では入院・外来の治療において患者様に早期の段階で十分な治療が提供できるよう、職員一同が日々努力を行っております。